1. 世に謳われし 浩然の 大気をここに 鐘めたる 秀麗高き 岩手山 清流長き 北上や 山河自然の 化を享けて 汚れは知らぬ 白堊城 |
2. 明治十三 春半ば 礎固く たたまれて 星霜此処に 幾かえり 徽章の松の 色映えて 覇者の誉れは 日に月に 世に響くこそ 嬉しけれ |
3. 忠実自彊の 旗高く 文武の海を 弥る日の 久遠の影を 身に浴びて 理想の船路 一筋に 雄々しく進む 一千の 健児の姿 君見ずや |
4. 振え杜陵の 健男児 海陸四方 幾万里 巉峭峙つ 起伏の岨 澎湃寄する 激波の 其処奮闘の 活舞台 其処邁進の 大天地 |
1. あの輩は 何者ぞ 我には 紅き心あり 紅き心の 熱血は 血潮に染めし 応援歌 血潮に染めし その旗を 仰がぬ者は あるうべきか などて刃向かう 敵やある |
2. あの輩は 何者ぞ もとより我等が 敵じゃない 陸奥に覇者たる 盛高の 威力を示すは 今ぞ今 威力を示すは 今ぞ今 敵手をほうって帰れども などて刃向かう 敵やある |
杜陵ぞ弥生の 雲紫に 花の香漂う 遊宴のむしろ 尽きせぬ奢りに 濃き紅の その紅こそ 白堊の健児 勝て勝て我等が 意気を見せん 燃えなん我等が 心をこめて 月影さやかに 映える城に 若人の凱歌を 聞かん 今宵また |
1. 血潮の旗の 征くところ 桂冠ここに 百星霜 我が光栄と 輝きて 遮るものの なかりしに あな仇人の 鬨の声 友よ 鉾とれ 戦わん |
2. 緑に燃えし 原頭や 勝たずばやまぬ 雄心に 血をすすりけむ 清祥の 誓いの跡を 今ここに また繰り返す 勝ち戦 友よ 鉾とれ 戦わん |
1. 見よ新緑の 色深く 生気溢るる 白堊城 重き使命を 身に浴びて 健児一千 青春の 胸は希望に 高鳴りつ 雄叫ぶ姿 ああ偉なり |
2. 天地もとより 我が幸ぞ 人の和ここに 一団の 炎と燃ゆる 応援旗 選手の意気は 天を呑み 自在の威力 ここにあり いざ戦わん いざやいざ |
1. むせぶ悲憤の 誓いより 幾多の星は うつろいて 我が学舎の 戦陣が 立てし功は いや栄ゆ |
2. 今原野に 寄する敵 戦の庭の 花吹雪 散らさで彼等 返しなば 誇りはとみに 地に落ちん |
3. 北辰光 冴えるとも 白堊の城を 立ち囲む 松の緑の 永遠に 凱歌は人に 許さじな |
盛高よいとこ 猛者の出所 裏の藪から 猛者が出るよ 此処で勝たなきゃ 男が立たぬ 必死になって ドンと行くぞ |
北上 流れ 音高く 岩手山が そそりたつ 我等が堅固 健脚を 示すは今日ぞ 此の時ぞ どうせ勝つなら さっぱりと きれいに勝てよ 我が選手 ヨイシュ フレーフレー 一高 |
1. 千戈交ゆる 幾星霜 栄えある勝利を 得るまでは 熱血燃ゆる 闘魂で 重なる勲 幾度か 若き熱血 白堊城 |
2. 闘魂燃ゆる この戦 我等が血潮の 応援旗 闘志と闘志の 触るる音 ああその音を 君聞くや 仰げば日輪 冴ゆるなり |
1. 北上の辺り つめ草萌えて 集いし者よ 覇者たる我等 燃ゆる血潮に 応援旗振れば 吠ゆる雄獅子に 勝利を誓わん |
2. 岩手の嶺の 残雪溶けて 選りし者よ 覇者たる我等 上がる歓喜に 拍手をすれば 冴ゆる月影 凱歌を叫ばん |
3. 杜陵の森に 青春は繁り 進まん者よ 覇者たる我等 募る闘志に スクラム組めば 紅の陽に 栄冠を捧げん |
4. 上田ケ丘に 紅葉は散りて 雄々しき者よ 覇者たる我等 溢るる胸に 面を伏せば カペラの星に 涙を垂れん |