玉川総一郎さんの追悼 

平成24年4月 29日 玉川総一郎さん(4組)が、亡くなりました。
    5月4日に茨城県守谷市で葬儀が行われ、同期の方々も参列しました。
その時の様子や、玉川さんの人柄を伝える文章を紹介します。

 玉川総一郎さんのお写真  工藤宏子さんと玉川さんの弟さんご夫婦
 御供花1
白亜三喜会一同
 御供花2
畑中・もりおか歴史文化館館長
 
   
    「私のいた編集部に・・・玉川総一郎君が入社し、配属されてきた。
    玉川君は岩手県の出身、いまだに東北弁が抜けないが、彼の歓迎会が催された晩、
    酔って新宿のバーの階段を頭からすべり落ちた。救急車で病院に運び込まれたが、
    これは手に負えぬスゴイのがやって来たわい、と思った。
    ところが、酒を飲まないときの玉ちゃんは、寡黙で、コツコツと誠実いっぽうである。目
    から鼻へ抜ける、といった才覚にはほど遠いから、どこか間伸びしたようにも見える。
    そのくせ蔭日向や駆け引きがないので、いずれの作家にも可愛がられ、信頼が厚い。」
 
                  大村彦次郎著「文壇うたかた物語」のなかの一文(無断借用)